2015年4月29日水曜日

[業務知識][生命保険]契約年齢と契約期間

 保険を契約するときの年齢を契約年齢といい、保険を契約する期間を契約期間という。生命保険は被保険者の死亡という保険事故が起きる可能性を計算して保険料を決めている。現在の日本では概ね年間で105万~110万の人が生まれ、120~125万の人が亡くなる。年齢別の死者数を見ると、死者120万人に占める0~15歳の人数は3500人程度と0.5%を切るくらいに少ない。逆に40歳からは急激に死者数が多くなり、平均寿命とされる70~80歳の年齢を頂点として概ね正規分布の曲線を描く。
 契約年齢が高い(たとえば40歳)だと、被保険者の死亡という保険事故が起きる可能性が若い人(たとえば20歳)と比べて格段に高くなる。そのため保険料もそれだけ割高なものとなる。保険の引き受けは70歳や80歳まで行うこともあるが、その場合は本人の死亡という保険事故が保険期間中に起きる可能性が非常に高いため、保険料も保険金に近い額を支払わなくてはならない。
 保険の契約期間は商品によって様々である。一生涯の安心をうたう終身保険は契約期間は上限年齢になるまでずっとであり、高齢者向けのちょっとした入院保険などは5年ものなどの短い保険期間のものも存在する。それ以外の保険は契約期間が10年のものが多い。10年経過したときに、保険料を増やして再度10年契約するか解約するかを選択できる。

0 件のコメント:

コメントを投稿