2015年4月29日水曜日

[業務知識][生命保険]保険の設計

 近年の生命保険は、電子計算機を使った保険設計ができるようになってきている。保険設計とは、保険を提案する代理店や募集人が契約者となりうる人のニーズに合わせて保険を設計することを指す。
 各保険会社とも電子計算機による保険設計システムを持っており、契約年齢や性別、提案する保険の種類、保障内容などを選択することで、契約者に合わせた最適な保険を設計できる。一度保険を提案し「もう少し医療保険の保障を増やしてほしい」「保険料を安くしてほしい」といった要望を受けて、再設計することもできる。電子計算機システムによる保険設計がなかった時代は、パンフレットを持って行って提案や説明を行っていたが、これだと合計保険料や保障内容がどうなるのかが分かりづらく、いざ契約してみると意図した保障内容になっていなかったり、保険料が聞いていたものと違ったりといったトラブルになることがあった。
 個人の細かいニーズに対応して保険を柔軟に組み合わせることができる保険設計の考え方は、今後ますます重要になってくると考えられる。

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