2011年11月30日水曜日

[Linux][MySQL][CentOS][バイナリ形式][インストール]LinuxへのMySQLのインストール

Linux(CentOS 6.0)にMySQLのバイナリバージョン(コンパイル済みバージョン)をインストールする方法は、次の通り。

1. googleなどの検索エンジンで "MySQL Linux ダウンロード" などのキーワードを打ち込み、資材をダウンロードする。

2. Linux向けのバイナリバージョン(.tar.gz形式のもの)をダウンロードする。

3. インストールするLinuxマシンにrootでログインする。

4. /usr/local直下にダウンロードした.tar.gz形式の資材をコピーする。
    ※ /usr/localディレクトリは全ユーザ共通のアプリケーションをインストールする場合に使用するディレクトリ。

5. /usr/localで、次のコマンドを打ち込む。

    groupadd mysql
    useradd -r -g mysql mysql
    cd /usr/local
    tar zxvf /tmp/mysql-5.1.60-linux-i686-glibc23.tar.gz
    ln -s /usr/local/mysql-5.1.60-linux-i686-glibc23 mysql
    cd mysql
    chown -R mysql .
    chgrp -R mysql .
    scripts/mysql_install_db --user=mysql
    chown -R root .
    chown -R mysql data
    groupadd mysql
    useradd -r -g mysql mysql
    cd /usr/local
    tar zxvf /tmp/mysql-5.1.60-linux-i686-glibc23.tar.gz
    ln -s /usr/local/mysql-5.1.60-linux-i686-glibc23 mysql
    cd mysql
    chown -R mysql .
    chgrp -R mysql .
    scripts/mysql_install_db --user=mysql
    chown -R root .
    chown -R mysql data
    cp support-files/my-medium.cnf /etc/my.cnf
    cp support-files/mysql.server /etc/init.d/mysql.server

    ※ このコマンドは、INSTALL_BINARYというファイルに記載されている。
        (ダウンロードした資材を解凍すると生成されるディレクトリの直下にある)
        ネット上のバイナリインストール記事を見ても、うまくインストールできないことがある。
        (バージョンによって、若干手順が異なる)
        そのため、初期のインストールは.tar.gzに含まれているコマンドを打つ方が確実である。

    ※ 最後の2つのコマンドでは、デフォルトの設定ファイルをコピーし、Linux起動時に
        MySQLが自動で起動するよう設定している。

6. 設定ファイルに文字コードの設定、トランザクションの設定を追記する。

    /etc/my.cnfに、次の設定を追加。

    [mysqld]
    (中略)
    default-character-set=sjis
    innodb_data_home_dir = /usr/local/mysql/data
    innodb_data_file_path = ibdata1:10M:autoextend
    innodb_log_group_home_dir = /usr/local/mysql/data

    [mysqldump]
    (中略)
    default-character-set=sjis

    ※ 文字コードはきちんと指定しないと誤動作を招きやすいため、必ず指定する。

    ※ InnoDBを有効化しないとトランザクションが使えず、ロールバックができない。
        Linuxの場合は、CREATE TABLE時にInnoDBを使うことを明示的に宣言しないと、
        トランザクションが有効にならない。(Windowsの場合は明示なしでも可)

7. MySQLのrootアカウントのパスワードを変更する

    mysql> SET PASSWORD FOR root@localhost=password('[変更後のパスワード]');

    ※ デフォルトでMySQLのrootパスワードなしとなる。
        アプリケーションを作成する上で、まれにrootのパスワードがないとできなくな
        る操作があるため、パスワード設定が必要な場合は、rootで一度MySQLにログイン
        して、このコマンドを打つこと。

    ※ MySQLにログインする場合は、次のコマンドを実行する。

        /usr/local/mysql/bin/mysql -uroot

8. マシンを再起動し、次のコマンドを打ってMySQLの起動を確認できれば成功。

    ps -eaf | grep mysql

    ※ mysqlのデーモンが起動していることが確認できればOK。

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