2011年10月19日水曜日

[Subversion][Subclipse][インポート]Subclipseによるインポート手順

Subversionで作成したレポジトリに、eclipseからアクセスする方法について覚書を記述する。
eclipse上からSubversionにアクセスするためには、以下の手順で操作を行う。
(ここではSubversionをc:\svnにインストールしたものとして記述を行う)

1. c:\svn\bin\svnadmin.exeを使って、レポジトリを作成しておく。
例えばWindowsでSubversionを"c:\svn"にインストールし、"c:\svn\repos"にレポジトリを作る場合、以下のコマンドを打つ。
cd c:\svn\bin
svnadmin create c:\svn\repos

2. レポジトリのconf/svnserve.confの設定を行う。
デフォルトで用意される設定ファイルのコメントを外していく。(行頭の"# "を取る)
コメントを外して有効にする設定は、以下の通り。

anon-access = read
auth-access = write
password-db = passwd
realm = My First Repository

(ファイルはc:\svn\repos\conf\svnserve.conf)

3. レポジトリのconf/passwdを編集し、ユーザ・パスワードを設定する。
同ファイルに"[ユーザ名] = [パスワード]"の形式で記述。
例えばユーザ名"user1"、パスワード"password1"のユーザを作る場合、次の行をファイルに追加する。

user1 = password1

(ファイルはc:\svn\repos\conf\passwd)

4. コマンドラインから以下のコマンドを入力し、svnserve.exeを起動する。
eclipseからレポジトリにアクセスするためには、レポジトリを監視している常駐プロセスにTCP/IPで接続できなくてはならない。
(Subclipseでは裏でTCP/IP接続を行っている)

cd c:\svn\bin
svnserve -d -r c:\svn\repos

-dオプションは"svnserve.exeをデーモンモードで起動する"という意味であり、これによってsvnserve.exeがTCP/IP接続を受けられる状態になる。
-rオプションはレポジトリのルートを示すものでレポジトリのディレクトリを指定する。(この場合c:\svn\reposとなる)

5. eclipseを起動し、レポジトリにプロジェクトを追加する。
例えばTargetというJavaプロジェクトがeclipseに存在し、そのプロジェクトをレポジトリに追加したい場合、以下の操作を行う。

(1) Targetプロジェクトを右クリックして出るメニューから[チーム]-[プロジェクトの共用]を選択する。
(2) SVNを選択し、[次へ]をクリックする。
(3) レポジトリのロケーション(URL)に"svn://localhost"と入力する。
(4) ユーザ名とパスワードに上記3.で設定したデータを入力する。
(5) URLの横にある参照ボタンを押し、エラー表示が出ないことを確認する。
(6) 上記(5)が確認できたら[完了]ボタンを押す。
(7) 続く画面では[全て選択]、[OK]を押下する。(プロジェクトのファイル全てを管理対象として追加できる)
(8) eclipseのメニューから[ウインドウ]-[パースペクティブを開く]-[その他]を選択する。
(9) [SVNレポジトリ・エクスプローラ]を開き、Targetがインポートされていれば成功。

なお、テストした環境では1回目の接続でエラーになった。
その場合は手順をもう一度繰り返せば成功する。
(何度か繰り返したが現象変わらず。2つ目以降のプロジェクト登録は成功するので1度目だけ)

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